イズミファニチャーが選ぶ 次世代に残したい家具30選

ソファー

GRVA Sofa

深い奥行きがもたらすくつろぎ

胡坐をかいて座ったり寝転んだり、くつろぎのスタイルをソファの上で叶える。弾力のある座り心地はじんわりと身体が沈み込み、長時間座っても疲れません。

¥831,637 〜 ex tax
W2990×D1100 – 2000×H800 / SH400
designer : Takumi Michihata

CHORUS
Rounge Chair

空間に馴染む軽やかさ

シンプルに構成されたフレームと浮遊感のあるシートの組合せ。身体を心地よく受け止めてくれる程よい座り心地を実現。

¥250,000 〜 (Oak) / ¥300,000 〜 (WN) ex tax
W725×D775×H745 / SH380 / AH545
designer : Tomoyuki Matsuoka

PK31 Sofa

凛とした空気感をたたえる

一人掛けのラウンジチェアの延長でソファをつくる試みを実現。デザインからは想像できない対極にある最高の座り心地。

¥3,547,000 〜 ex tax W1370×D760×H760 / SH380 / AH480 /
designer : Paul Kjaerholm

YUKAR Sofa

北海道の自然への敬いと感謝を込めて

「叙事詩」を意味するアイヌ語が名前の由来。革の柔らかさ、木のなめらかさ、自然の良さが手で触れて感じることができる最高のソファ。

¥525,000 〜 (Oak) ex tax
W2000×D905×H760 / SH405 / AH450
designer : Naoto Fukasawa

チェア

KAMUY
Arm Chair

線が繊細なデザイン

線が繊細に組まれており、丁寧さが伺えるデザイン。とくに肘の部分には北欧の魂が感じられる形状が施されている。

¥86,900(Oak)〜 ex tax
¥101,200(WN)〜 ex tax
W585×D535×H770 / SH435 / AH640
designer : Naoto Fukasawa

PP502
SWIVEL Chair

存在感に目を奪われる

彫刻作品を思わせる圧倒的な存在感と佇まい。背から肘にかけての美しいラインが秀逸。

¥2,298,000〜(Oak)ex tax
W740×D550×H710~770 / SH400 – 460
designer : Hans J. Wegner

IRODORI Chair

一つだけの椅子

糸をご自身で編み合わせてつくる芸術家岡本太郎デザインのあざやかな椅子。世界にひとつしかない自分だけの特別ないろどりを。

¥109,000 〜 ex tax
W530×D590×H910 / SH465
designer : Taro Okamoto

GINA Arm Chair

連続したライン

座面から背まで全てが生地で覆われ、適度な「しなり」がしなやかな座り心地。どこを触っても角のない丸みを帯びたアームは安定感があり握りやすい。

¥66,400 〜(Oak / WN)ex tax
W540×D570×H790 / SH420 / AH625
designer : Kazuteru Murasawa

SPANISH Chair

使うほど自分のものに

貴族階級の椅子からインスピレーションを受け誕生。厚手の1枚革は味わい深く変化し、時間をかけて育てる楽しみがある。

¥706,000 〜( Oak )ex tax
W825×D600×H670 / SH330
designer : Børge Mogensen

CHORUS
Rounge Chair

空間に馴染む軽やかさ

シンプルに構成されたフレームと浮遊感のあるシートの組合せ。身体を心地よく受け止めてくれる程よい座り心地を実現。

¥250,000 〜(Oak) / ¥300,000 〜(WN)ex tax
W725×D775×H745 / SH380 / AH545
designer : Tomoyuki Matsuoka

CHORUS
Arm Chair

彫刻的な佇まい

卓越した曲木技術で魅了される、有機的なフォルム。北欧デザインのエッセンスを取り入れた日本の技を感じさる一脚。

¥125,000〜(Oak)/ ¥146,000〜(WN)ex tax
W540×D525×H790 / SH435 / AH655
designer : Tomoyuki Matsuoka

PP19
BEAR Chair

人生のパートナー

座ると全身を優しく包まれるかのような安らかな座り心地。熊が手を広げて愛らしく立っている姿からベアチェアの愛称に。

¥2,346,546〜 ex tax W900×D950×H1010 / SH420 / AH650
designer : Hans J. Wegner

AERON Chair

頼れる仕事のパートナー

人間工学に基づいて設計された革新的なデザインと機能。正しい姿勢と長時間の使用にも疲れないオフィスチェアの傑作。

¥214,000~ ex tax W685×D600×H930-1045 /
SH405-520(medium)
designer : Don Chadwick / Bill Stumpf

TRIPP TRAPP Chair

子供と一緒に成長する椅子

子供の成長に合わせて高さを調節できる優れもの。食卓椅子から学習椅子のチェアまで、子供と一緒に成長していく椅子。

¥33,000〜( beech ) ex tax 
W460×D490×H790 designer : Peter Opsvik

テーブル

UFO Table

有機的なデザイン

滑らかに流線型を描いたフォルムが美しい北欧デザイン。斜めに大きく伸びた脚など独特なデザインと機能が融合。

¥121,000 ex tax W1300×D520×H450
designer : Johannes Andersen

HAKAMA
Dining Table

直線が語る日本のデザイン

堂々とした武士の「袴」姿から生まれた、凛と力強い「HAKAMA」。
凛と力強く、脚部は下へ向かうほど末広がる日本らしいデザイン。

¥528,000 〜(Oak) / ¥575,000 〜(WN) ex tax
W2400×D1000×H710
designer : Maly Hoffmann Kahleyss

CHORUS
Dining Table

多様な空間との相性のよさ

思わず触れたくなる木の質感と柔らかな表情が魅力的。角を削り丸みをつくり浮遊感を感じられるデザイン。

¥226,000 〜(Oak)/ ¥302,000 〜(WN)ex tax
W1500×D850×H710
designer : Tomoyuki Matsuoka

NOGUCHI
Table

彫刻から生まれた傑作

なめらかなフォルムの脚がガラス天板を支える絶妙なバランス。イサム・ノグチを代表する作品のひとつ。

¥268,000(Ash)〜ex tax
W128×D930×H400
designer : Isamu Noguchi

照明

AJ Table Light

直角×斜角のストレートな表現

デザイナーがコペンハーゲンのロイヤルホテルのためにデザインし、翌年に既製品化。円と直線のラインを直角と斜角で組み合わせたストレートな表現が魅力である。

¥129,000〜( Petroleum ) ex tax
φ215×D545×H560
designer : Arne Jacobsen

PANTERA
Floor Light

彫刻的でタイムレスに
愛される

時代を問わず、どの瞬間愛され続けるデザイン。
彫刻的な佇まいで、室内を照らす神秘的なフォルムから目が離せない。

¥131,000 ex tax
Φ500×H1310
designer : Verner Panton

PH Snowball
Pendant Light

生み出される美しい陰影

8枚のシェードが織りなす光。生み出す美しいグラデーション。窓の外から見える柔らかな光に心安らぐ北欧ペンダントの傑作。

¥338,000 ex tax
Φ400×H490
designer : Poul Henningsen

GOLDEN BELL
Pendant Light

消えているときも美しい

ヘルシンキの老舗高級レストランのためにデザインされた。真鍮が灯りが消えているときも美しく輝き続ける。

¥53,000 〜(brass) ex tax φ170×H200
designer : Alvar Aalto

CH29
SAWBUCK Chair

シンプルさを極めたフォルム

通常の椅子より少ないパーツで構成されたデザイン。背もたれのカーブと広めの座面の組合せは座り心地も抜群。
¥148,000 〜( beech ) ex tax
W530×D490×H810 / SH440
designer : Hans.J.Wegner

テレビボード

HAKAMA
Dining Table

直線が語る日本のデザイン

堂々とした武士の「袴」姿から生まれた、凛と力強い「HAKAMA」。
凛と力強く、脚部は下へ向かうほど末広がる日本らしいデザイン。

¥528,000 〜(Oak) / ¥575,000 〜(WN) ex tax
W2400×D1000×H710
designer : Maly Hoffmann Kahleyss

NO.142 Side Board

職人の手仕事の美しさ

美しさと機能性を兼ね備え、北欧の伝統の技術が受け継がれた逸品。今の暮らしにもマッチする色褪せないタイムレスなデザイン。

¥779,000 〜(Oak)ex tax 
W2100×D500×H800 
designer : Johannes Andersen

テレビボード・その他アイテム

BACA Plate

文様が鮮やかに踊る

ハンドペイントの味わいを持つ独特な模様と美しい色合い。抽象的な図案が特徴的なロイヤルコペンハーゲンのヴィンテージプレート。

Please Ask
W270×D270×H50
designer : Johanne Gerber

AZUR Table Wear

和の趣と北欧の感性

杏(プラム)の花が散りばめられた可憐なデザイン。独特の濃淡のある塗色が美しい、北欧ヴィンテージのテーブルウェア。

Please Ask 
Pot Φ145×H210 Cup Φ90×H60
PlateΦ260×H50
designer : Jens.H.Quistgaard

DUCK & DUCKLING

いつまでも愛される存在

実話にインスピレーションを受けて誕生した木製のアヒル。優しい木の手触りが心温まる時間を与えてくれるオブジェ。

DUCK
¥21,000 ex tax
W170×D100×H180
designer : Hans Bolling

AALT Flowe Vace

フィンランドデザインの象徴

流れるような有機的なフォルムのモチーフはフィンランドの湖の形。世界で最も有名なガラス作品のひとつで絵になる美しいデザイン。

¥25,000 ex tax
W155×H251
designer : Alvar Aalto

豊かな家具のある暮らし
お気に入りの家具とともに

自分が本心から気に入った大切な家具。それは単にオシャレで快適な暮らしを与えてくれるだけではなく、私たちの暮らしをもっと豊かに彩ってくれる。家具の持つ価値やライフスタイルを、プロとして丸ごと提案するイズミファニチャー。時代や流行に左右されることなく、質の高い家具ならではの魅力を伝え続けている。長崎市万屋町にある「YOROZUYA IZUMI 長崎店」店長を務める古川礎寛さんに、大切な家具との生活についてお話を伺った。

「北欧家具に統一することで、あたたかな印象の部屋にしました。私はもともとヴィンテージ家具が大好きなのですが、そういった家具はチークやローズウッドなど木材の色がダーク系で、空間が重くなりがちです。そこでオークなど明るいトーンの木材を使用した現行品の北欧家具の中に、アクセントでヴィンテージ家具を加えることで、バランスの取れた空間となります。そして空間や家具の印象は、照明によって大きく変わりますね。日本は大きな照明で部屋全体を照らすことが多いですが、北欧ではいろんな種類の照明を場所ごとに組み合わせることで、陰影を持たせて家具のシルエットを美しく強調します」。

どうしても手に入れたかった一脚

GE290 Easy Chair ハンス・J・ウェグナー

特に思い出深い家具は、デンマークを代表する家具職人のハンス・J・ウェグナーによるイージーチェア。1970年頃に作られたヴィンテージ家具で、座面の布を張り替えながら長年愛用しているそう。

「どうしても欲しかった憧れの一脚で、一生使おうという気持ちで購入しました。もちろん一点モノです。本当に買って良かったですね。家具は毎日触れるからこそ、お気に入りのものがあれば、帰宅するのがもっと楽しみになるのではないでしょうか」。


2009年に長崎市元船町にオープンした旧長崎 Object CPH。北欧のvintage家具をメインに扱うショップでした。

数多くの北欧の名作たちが海を渡り、そしてお客様の元へと旅立って行きました。そのような素晴らしい環境の中で北欧家具に触れていくにつれ、自身も北欧のvintage家具への興味と所有欲が高まっていきました。

そして、その中でもいつかは欲しいと思っていた椅子がいハンス・J・ウェグナーの名作椅子のひとつ、GE290 だったのです。これまでにも入荷してはすぐに売れてしまう人気の椅子。ある時の買い付け商品の中に、GE290が入荷する機会が訪れます。それも貴重なチーク材をフレームに使用したレアアイテム。見つけた私は、これを逃せない!という思いで購入をついに決断。当時でも高価な椅子です。社長に頼み込み、怒られながらも支払いは分割にして手に入れることができました。
それ以来、私の一番のお気に入りの椅子は、今日も我が家のいつもの場所で優しく迎えてくれます。全く後悔なし!です。

世代を超えた名作とともに家族の思い出を積み重ねる

世代を超えて愛される名作椅子“Yチェア”

CH24 ハンス・J・ウェグナー

Yチェアの名で知られる、北欧家具の定番にして名作といわれる椅子。私たちインテリアショップスタッフにとっても憧れであり、手に入れたい椅子の上位に入ります。もちろん私も漏れなくそのひとり。新居に移るタイミングでついに手に入れました。

そして実際に使ってみてわかることも沢山あります。まず、その佇まい。部屋にYチェアがあるだけでおしゃれに感じられ、気分も上がり、所有欲を十分に満たしてくれます。座り心地は固めながら、ペーパーコード独特のしなりが心地良く支えてくれます。専用の座面クッションを使えばソフトさをプラスすることも。

大きなカーブの背もたれはフィット感も良く、少し高いと思われるアームの高さも寛ぐにはちょうど良く感じます。
見た目以上に軽いので出し引きも気になりません。

そして柔らかな曲線の本体からは木の素材感を感じることができ、使い始めて約4年が過ぎ、良い意味で木の表情にも味が出てきました。これからも家族と共に時を刻んでいきたいと思わせてくれる椅子です。
場所や時間を問わず買い物できるネット社会において、店舗を構えて家具を販売する価値はどのようなものなのか。古川さんは“体験”と“文化”がキーワードになると語る。

「自分の体を預けるものなので、やっぱり実際に試してから購入したいですよね。お客さまにはお店でどんどん座ったり触ったりしてほしいですし、パソコン画面では伝わらない空気感や立体感も感じてほしいです。そしてイズミファニチャーでは、メンテナンスしながら長く使える家具を豊富に揃えています。

きちんとした素材と構造を兼ね備えた家具は、年月を経てさらに美しくなります。北欧では、家具を財産と捉えています。祖父母の代から譲り受けた家具を手入れしながら使い、子どもたちの代に受け継ぐ。それは一つの文化であり、時間を楽しむ価値観だと思います。私たちは、そんな体験や文化をお客さまに伝えていきたいと考えています」。
いざ家具を選ぼうとしても、何を基準にすればいいのか戸惑うことも。

「そんな時は、プロである私たちをぜひ頼ってください」と胸を張る古川さん。
「漠然としたイメージで構いません。こんな空間にしたいというご希望をお伺いした上で、部屋全体のコーディネートをご提案いたします。ゴール地点が見えていれば、迷わず揃えていくことができます。私たちスタッフは空間づくりのプロです。家具やインテリアはもちろん、空間に関する疑問や困りごとはなんでもご相談ください」。

なんとも心強い古川さんだが、お気に入りの椅子について語り始めると自然と笑顔が溢れる。家具を楽しむことは、暮らしを楽しむこと。慌ただしい毎日の中で忘れかけていたワクワク感を思い出させてくれるのは、心から気に入った一脚の椅子かもしれない。

YOROZUYA IZUMI 長崎店 店長 古川 礎寛


長崎市出身
2004年 諫早店 Izumi Furniture 入社
2009年 長崎店 Object CPH 勤務
2017年 長崎店 YOROZUYA IZUMI 勤務
家族3人、猫三匹と暮らしています。
椅子が好きすぎて年々増え行く椅子に「お尻はひとつよ!」と苦言を受けることも…。北欧家具と椅子、最近は観葉植物や盆栽を愛でながら日々を賑やかに過ごしております。

MESSAGE

思えば2023年で我が社は創立30周年を迎えます。
私は27歳の時、諫早の地でイズミファニチャーを起業しました。その頃、バブル崩壊の真っ只中で、景気は底をつき、「価格破壊」という言葉が流行語になっていました。

当初は50坪そこそこのディスカウント家具店としてオープンし、家具の事を一から学びました。あの頃は毎日が慌ただしくて、自ら販売し、そして自ら配達まで行い、朝から晩まで休み無く働いていました。
売上も順調に伸び、家具の事はもちろん、取り巻く市場や業界の事にも詳しくなるにつれ、店舗を拡大していきました。

これまでに大水害で被害を被ったり、業績不振で店舗を閉鎖したりと、会社の危機を乗り越えながら経営に邁進してきました。
当時の事を思い返すと、本当に大変でしたが、学びしかない充実した時期でもありました。こういった経験が会社の礎になったと言っても過言ではありません。

我が社のプロモーションに欠かせない情報を発信するとともに、あえて手と手を介したアナログな紙媒体でのコミュニケーションにチャレンジすることにしました。

「上質な家具のある暮らし」や「世代をこえて家具を受け継ぐ大切さ」などをテーマに、お客様にとってためになる情報をご提案してまいります。
これからも変革していくイズミファニチャーに、どうぞご期待ください。

PERSON

曽野 遥奈 Sono Haruna
日本大学生産工学部建築工学科卒業。学生時代は照明が好きだったため、照明事務所でお手伝いをさせていただいておりました。趣味は美術館巡り、書道、旅行、お笑いです。夢はわんちゃんと暮らすことです。

大学で建築を学んでいるうちに内装に興味を持ちました。幼い頃、イズミファニチャーは私にとって秘密基地のような場所でした。行く度にわくわくする感覚を覚えていたことから、卒業後はイズミファニチャーへ入社いたしました。

そして初めて社会に出たのがこのイズミファニチャーです。社会人としての自覚が初めて生まれた場所でもあり、自分以外の誰かのために、一生懸命になることの楽しさを知りました。
またなんといっても、自分の好きなことの知識が増えていくことも楽しいです。大好きなインテリアに囲まれる日常、常に新しいことに挑戦させてくださるこの環境で、わくわくの毎日です。

今後の目標としては、いくつになってもその時の自分が後悔しない方へ進むことができる、芯を持った人でありたいです。