先月到着したコンテナから、ビンテージ雑貨の紹介をします。
なかでも、ロイヤルコペンハーゲンの「バッカ(Baca)」シリーズのアイテムがたくさん入荷しています。
今でも存在する銘窯「ロイヤルコペンハーゲン」をご存知の方は、
この「バッカ」シリーズを見て、これまでのイメージから覆されることでしょう。
この「バッカ」シリーズは、1965年頃から製作が始まり、ニルス・トーソンを中心とする4人の
男性作家(エレン・マルマー、ジョアンヌ・ゲヴァー、マジョリー・フィシング)で作品化されたものです。
ロイヤルコペンハーゲンのなかでも他との印象が違うのは、
「バッカ」シリーズは、ファイアンス窯の「ファイアンス」という低温(1100℃)で焼成される
焼き方を採用しています。
そのため丈夫で、磁器とは異なった土の香を残した風合いを楽しむことができます。
こちらは、ニルス・トーソンのデザインしたフラワーベース。
ちょっとグロテスクに見える鳥もパターンに収まるようになじませていて芸術的!
ニルス・トーソンのデザインしたベース。
右側のベースは花や葉っぱが描かれています。
左側のベースは魚がたくさん!数えてみると9匹。これが正解かどうかわかりませんが、
隠し絵みたいでおもしろい。
右側:ジョアンヌ・ケヴァー作 フラワーベース。
左側:エレン・マルマー作 ベース。
ニルス・トーソン作 ポット。
おそらく植物(?)をモチーフにした柄が、幾何学模様のようでモダンな仕上りに。
この「ファイアンス」で多くつくられた「バッカ」の作品は、どれも芸術性が高く、
それだけ手間を掛けてつくられることを許された領域だと聞いています。
それぞれの作品の裏には、このようなスタンプが記されています。
上から、コペンハーゲン王室御用達の証を意味した王冠。
その下の3つの波は、3つの海に囲まれたデンマークの地を意味しています。
いちばん下の丸のなかに作家のサインと、丸のまわりの細かい線が製作年を読み解ける
暗号のようなものとなっています。
暗号を読み解くには、コチラをご参考に。
http://www.jamiri.dk/aluminia-mark.htm
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