飛騨高山の老舗家具メーカー「日進木工」のものづくり

こんにちは!
福岡県の薬院にあるインテリアショップ「Objectum Casa(オブジェクタム カーサ)」の森田です。
長崎県諫早市の本店「イズミファニチャー」と共に家具・インテリア・雑貨の楽しさを発信しております。
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今回は「飛騨高山の老舗家具メーカー「日進木工」のものづくり」と題しまして、日本の六大家具産地の内の一つ、岐阜県に本社を置く「日進木工」についてご紹介いたします。
飛騨の匠の伝統を受け継ぎつつ、現代のモダンデザインにもマッチさせるデザイン性と技術力、ものづくりの素晴らしさを是非ご覧ください。

六大家具産地

まずは、日本の家具生産地のご紹介です。
全国各地で家具は生産されていますが、下記の地域は日本の6大家具生産地といわれており、地域によって歴史や特色が異なります。
○旭川家具(北海道)
・北海道開拓のために、本州から多くの大工や家具職人が移住してきた事が始まりといわれています。北海道の豊富な木材を使った、デザイン性の高い家具が特徴です。
○静岡家具(静岡県)
・江戸時代、静岡浅間神社の大造営を行った際に、各地から職人が移住してきた事が始まりとされています。その後は漆塗りの鏡台などから始まり、タンスなど様々な家具の生産地へと変化していきました。
○飛騨家具(岐阜県)
・家具生産地としては1920年代からと歴史は古くはありませんが、ブナの木を家具作りに転用する事で産業として発展。椅子やテーブルなど脚物家具を得意とする産地です。
○府中家具(広島県)
・江戸時代中期頃から家具づくりが始まり、大正時代には多くの職人たちが働いていました。戦後には「婚礼家具」を開発し、収納家具産地として確立していきます。現代ではリビングやキッチンなど様々な家具も生産しています。
○徳島家具(徳島県)
・明治時代中期頃から船大工だった職人たちが鏡台や針箱などの産地として栄え、「阿波鏡台」の名で大阪など各地に出荷されました。その後は洋風のデザインが取り入れられるなどして、ドレッサーなどを中心に様々な家具の産地となっております。
○大川家具(福岡県)
・室町時代、船大工が家具を作り始めたことが産地の起源とされています。現在は、様々な木製家具など量産家具も得意としています。

日進木工

ここからは「日進木工」の特集です。
日本有数の家具の産地「飛騨高山」で、ただひたすらに技術・デザインを磨き北欧の名作家具にも負けず劣らない椅子を数多く製作している「日進木工」。創業70年以上にもなる日進木工は、ひと昔まで「重い家具こそ良い品物」とされてきた日本の家具文化に対し、1963年の北欧視察の際に『シンプルで美しいデザイン』の北欧家具に触れ、世界に誇る数々のデザイナーの名作家具を生み出す日本にはない北欧の技術研究を重ねた家具メーカーです。
現在では美しいデザインだけでなく“軽さ・耐久性”を実現する職人の技術力も多くの人を魅了し選ばれる理由となっています。

CHORUS

2019年に発表されたコーラスシリーズです。
CHORUSはエモーショナルな雰囲気を漂わせ、空間が奏でるハーモニーと重なり合います。
優美な曲線を描く凛としたフォルム、優しい木の温もり、内包されたつくり手の気配、まるで彫刻作品のような存在感は空間と呼応し、なめらかに溶け込んでいく。そして新しい感性が呼び起こされ、暮らしにうるおいが増していることに気が付くでしょう。

geppo

「本当に長く使え、障害のパートナーとなっていく。」「日進月歩=時と共に絶えることなく進歩し、発展していく」という家具を目指し、誕生したのが「geppo(月歩)」シリーズです。
北欧デザインを彷彿させるような綺麗なスタイルと、快適性を兼ね備えたシリーズはコストパフォーマンスにも非常に優れた人気のシリーズです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は「飛騨高山の老舗家具メーカー「日進木工」のものづくり」と題しましてご紹介してきました。
OBJECTUM CASAでは上記以外にも日進木工の様々なシリーズを展示しており、特にCHORUSとgeppoのシリーズは全国でも展開店舗が少ないので、ぜひご来店頂き触れてみてください。