「16(じゅうろく)」店主
三輪和也 1979年11月27日生まれ
長崎は、豚骨スープをメインとした九州らしいらーめんや、魚介の旨味を合せ持つちゃんぽんの発祥地としての麺文化が根付いている。そんな長崎で鶏スープのラーメンを提供し、異彩を放つらーめん店がここ「16(じゅうろく)」である。
店主がらーめんに魅せられたのは学生時代。アルバイトで名店「らーめん山頭火」に入り、大学卒業後そのまま就職。ここでらーめんの基礎を学びました。その後、東京の老舗「かおたんラーメン」にて、店長を務め、現在まで19年間らーめんを作り続け、今でも腕を磨き続けています。
「かおたんラーメン」を辞し、「山頭火」に挨拶にいった際に次の言葉を頂いたそうです。「あんまり、休みすぎるなよ。俺らは、アスリートなんだからよ。なまっちゃうといいもん作れなくなるぞ!」
この言葉を抱いていざ長崎へ。2017年3月、「16」らーめんオープン。現在に至ります。
素材の良さを引き出すための手間は惜しまない
ここのらーめんには、素材のもつ味を引き出すために、とにかく手間がかかっている鶏スープ作りには2日間かかる。鶏の持つ本来の味を活かせば、塩は普通の半分の量で十分とのこと。こだわりの麺は、東京の製麺所からここの鶏の味に合う特注品を取り寄せている。
オススメの豚とろは1頭から300gの肉が2枚しか取れない希少部位。それを8時間かけて煮込んだものを提供しています。
これは、「出来る限り信用できるものだけを使い、自分で出来るものは全て自分で作る」店主のこだわりで行っている。スープを飲み干しても体への影響が少ないように油は出来る限り排除し、塩分は出来るだけ少なくなるよう素材の旨味を活かす。そのための手間は惜しまないが店主の流儀だ。話を伺って美味しさの秘密はここに極まっていると思いました。
気づけば飲み干すほどの美味しいらーめん
「16」のらーめんの味の第一印象は「とにかく優しい」だ。刺激のない鶏の旨味が口の中に広がり、とても美味い。麺もスープに絡まり滑らかな美味しさがある。サシの入った豚とろは箸で切れるほど柔らかく、食べると口の中で溶けていく。アオサの磯の香りもアクセントになっていてやはり合う。夢中になって食べていて、ふと気付けばスープを飲み干している。らーめんを飲み干す経験は、ここが初めてだ。
鶏スープの味は、塩味・胡麻味(ピリ辛)・唐辛子味(辛い)・醤油味から選べる。トッピングは、豚とろ・鶏つくね・焼豚の三種から。味とトッピングの組み合わせだけでも12種類のらーめんが楽しめる。どれもチャレンジしたい一品ばかりだ。
現在は、長崎の食材(あごだし、五島の塩、鯨のさえずり、からすみ等)を活かした長崎らしいらーめん「極潮味」も数量限定で提供している。また、期間限定の「16のつけ麺」や季節限定の「らーめん 魚介トマト」が注目の味となっている。これらを是非試したい方はお急ぎ下さい。
店舗は本古川通りに面し、崇福寺通りのぶつかる交差点のすぐそばにある。鳥の羽マークの白い暖簾が目印。店内はカウンターのみの7席。赤いカウンターチェアが印象的だ。オープンキッチンなので、店主の仕事ぶりにもご注目下さい。
ショップ名 | 16(じゅうろく) |
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住所 | 〒850-0831 長崎県長崎市鍛冶屋町2-7 山田ビル1F |
店休日 | 月曜日 |
営業時間 | 火〜木 11:30 ~ 21:00 金・土 11:30 〜 23:00 日 11:30 〜 15:00 |
WEB | http://www.juroku.crayonsite.com |