わんこの達人
犬と飼い主を救うドッグトレーナー

松本翔　1986年11月26日生まれ。
職業：ドッグトレーナー

彼はとても良く笑う人でした。
彼と出会ったのは我が家の犬たちをドッグランに連れていった6年程前です。
気さくな人柄と犬に関する知識と扱いの巧みさに飼い主たちの信頼も厚い。
「トレーナーとしての一番の強みは？」の答えは、「経験では誰にも負けない。」でした。

母親がトリマーで獣看護師、そしてトレーナー。だから、幼い頃から犬に囲まれた生活を送った彼が、ドッグトレーナーを目指したのは小学生の時。中学生の頃には母親を手伝いながらトレーナーの経験をはじめ、高校卒業後は迷わず今の仕事につきました。それからは仕事を行いながら経験を積み、日本中で行われるドッグトレーニングの勉強を重ねて今に至ります。

彼がトレーニングするのは、様々な悩みを抱えた飼い主からのSOS犬。
それぞれ異なる癖、症状を持つ犬たちをトレーニングししつけを行いますが、彼が最終的に目指すことは飼い主の自信も取り戻すことだと言う。それはトレーニングした犬たちがより可愛くなり、自信を取り戻した飼い主からより愛されることでさらに幸せになって欲しいから。今そう思えるのは、過去に失敗と反省があったからとも話してくれました。だから、今でも日々学ぶことを忘れないそうです。

豆柴花ちゃんトレーニング中の様子

取材協力してくれた豆柴花ちゃん1歳。

また、彼が働く株式会社ブラザーズワン 大崎ドッグパーク「スルーラブ」は、動物病院以外のことを担っている。ドッグラン、しつけ教室、ホテル、ペット美容、フード・ペット用品販売など、多岐にわたる仕事を9名のスタッフが行なっており、どれも飼い主の満足度は高い。そこにあるポリシーは「犬たちがここで社会性を身につけること」である。遊ぶだけでなく、学びの場にすることで犬と飼い主の成長を促し、一緒にどこにでも行くことが出来るようにしてあげたい。世界を広げてあげたい。そして、この業界が盛り上がることを理想としていると話してくれました。

大崎ドッグパーク「スルーラブ」

テニスコート4面程のドッグラン

トリマーの兄が社長を務める株式会社ブラザーズワンは、まだ若い会社ではある。
だが、彼らの考えや姿勢には共感が持てる。応援したいとも思う。
まだまだ不透明なペット業界だが、彼らには期待と明るい未来があると思う。