【10月企画】北欧の名作椅子、一期一会。(10.11Sat~10.31Fri)

北欧クラフトマンシップの最高峰を自分のものに

北欧デンマークが誇る家具工房「PPモブラー」。
巨匠ハンス J. ウェグナーと共に数々の名作を生み出し、今なおその伝統技術と哲学を受け継ぎ続ける、クラフトマンシップの最高峰です。

今回の展示即売会では、正規代理店終了に伴い、ショールーム現品を中心に、今後入荷の難しいモデルが一堂に揃います。

一本の木材を丁寧に削り出し、構造そのものがデザインになる。ーー
そんな”語らぬ芸術品”としての椅子たちに、直接触れ、座り、選べるまたとない機会です。

それは”買う”というより、”受け継ぐ”体験。
量産の時代に逆行する、本物のものづくりと静かな美しさ。
もう出会えないかもしれない名作との一期一会が、ここにあります。

PPモブラー 特別限定生産 2025

2025年のPPモブラー特別限定生産は、ウェグナーのモデルの中でも最も素晴らしいデザインである、「ザ・チェア」、「カウホーンチェア」、「バレットチェア」、「スウィベルチェア」、「ミニマルチェア」となります。

イズミファニチャー諫早店は、全国のどの販売代理店よりも早く、これらのチェアを10/10(金)より展示いたします!
受注できる本数が限られているため、北欧の最高峰のチェアを見たい、手に入れたい方はぜひお早めにご来店ください!

1.pp501 The Chair

「ザ・チェア(The Chair)」という愛称は、世界的に有名になったドラマティックな出来事に由来します。

  • 1960年のアメリカ大統領選挙テレビ討論会で、ジョン・F・ケネディとリチャード・ニクソンの両候補がこの椅子に着席しました。ケネディが背中の痛みを抱えていたため、座り心地が良く、長時間座っても疲れないこの椅子が選ばれたと言われています。
  • この歴史的な対決の舞台で使われたことで、アメリカのメディアがこの椅子を「世界で最も美しい椅子」と絶賛し、一躍世界中から注目を集め、「椅子の中の椅子」という敬意を込めて「ザ・チェア」と呼ばれるようになりました。

限定本数:10本 Wenge/Clear oil

2.pp505 Cow Horn Chair

この椅子の最大の特徴は、「牛の角(カウホーン)」を思わせる、背中を包み込むような独特のカーブを描いた背もたれです。この優雅なラインは、一見すると一体の木材から削り出されたかのように見えます。

背もたれは実際には2本の大きな無垢材から削り出され、中央の接合部が露わになっています。
この接合部には、構造上重要な役割を果たすと共に、ローズウッドなどの異素材でできた「契(ちぎり)」と呼ばれる埋木が施されており、これがデザインのアクセントとなっています。

限定本数:8本 Wenge/Clear oil 籐座

3.pp250 Valet Chair

PPモブラーのバレットチェア PP250は、ハンス・J・ウェグナーが1953年に発表した、実用性とユーモア溢れる多機能な椅子であり、そのユニークな機能性から「召使の椅子」または「独身者の椅子」とも呼ばれています。

  • 多機能性: この椅子の最大の特徴は、椅子としての機能に加えて、身支度を整えるためのクローゼット機能が一体化している点です。
    • 背もたれ: 独特の形状をした背もたれは、ジャケットやシャツを掛けるハンガーとして機能します。
    • 座面: 座面を手前に持ち上げると、立ち上げた座面の裏側がズボン掛け(スラックス掛け)になります。
    • 収納: 座面の下には、開閉式の収納スペースがあり、腕時計、財布、鍵などの小物を入れておくことができます。

限定本数:8本 Wenge/Clear oil

4.pp701 Minimal Chair

ミニマルチェア PP701は、ハンス・J・ウェグナーが1965年に自身の自邸のダイニングルーム用にデザインした椅子で、彼の作品の中では珍しい異素材ミックスが特徴です。

このPP701には、ウェグナー夫妻の心温まるエピソードがあります。ある時、ウェグナーが「自分がデザインした中で一番好きな椅子はどれか?」と尋ねられた際、その場にいたインガ夫人に同じ質問を投げかけました。

夫人は迷わず「PP701が一番好き」と答えました。

夫人は、この椅子を「私のためにデザインしてくれた椅子だから」と理由を述べました。

それを聞いたウェグナーは、「私もこの椅子が一番好きだ。なぜなら、インガが気に入っている椅子だから」と返し、夫妻が永年この椅子を愛用していたことが知られています。これは、機能美を追求し続けた巨匠が、家族への愛情を込めてデザインした椅子であることを示す、心に残る逸話です。

限定本数:20本 Wenge / Clear oil /Standard leather

PPモブラー ジャパン代表 小林久子氏 講演会

「PPモブラーのつくる椅子とは」というテーマで、長年北欧家具に携わってきた現PPモブラージャパン代表の小林久子氏をお招きし、PPモブラーの歴史や、代表的なチェアについての魅力を語って頂きます。

講演会の最後には、質疑応答のコーナーも設けていますので、普段聞けないことや、深い話を聞くことのできる絶好の機会です!

日時:10月11日(土) 18:00〜講演会 19:00〜懇談会
会場:イズミファニチャー諫早 特設ブース

カールハンセン&サンも期間限定展示多数!

デンマーク家具の巨匠、ハンス・J・ウェグナーの精神を受け継ぐ<カール・ハンセン&サン>より、通常展示のない希少なモデルを含む、多数の家具も期間限定で当店に届いています!

名作椅子を実際に見て、触れて、その極上の座り心地を体感していただける貴重な機会です。

期間限定展示会 詳細

  • 期間: 2025年10月11日(土)〜 10月29日(水)

■ 展示商品(一部ご紹介)

今回の展示では、ダイニングからリビングまで、ウェグナーデザインの幅広さを感じていただけるラインナップとなっております。

1. ダイニングを彩る名作チェア

  • CH26 ダイニングチェア:
    ザ・チェアの後にデザインされた椅子で、アームチェアでありながらダイニングテーブルに収まりやすいよう設計された、機能的な傑作です。
  • CH36/CH37 ダイニングチェア:
    素朴な美しさと、ペーパーコードの座面がもたらす快適な座り心地が魅力のダイニングチェア。

2. ウェグナーの愛と遊び心が詰まった究極の安楽椅子

  • CH72 / ママベアチェア(CH78)
    今回は、その大きなサイズと包み込むようなデザインから「ベア(熊)」の愛称を持つ名作アームチェア、CH78/ママベアチェア)も展示されます。まるで熊のぬいぐるみに抱きしめられているような安心感と、どの角度から見ても美しい有機的なフォルムは圧巻です。
ウェグナーが追求した「座り心地」をぜひご体感ください

木を知り尽くした職人技と、座る人への優しさが形になったウェグナーの家具。写真やオンラインでは決して伝わらない、本物の木の質感、滑らかな手触り、そして計算され尽くした座り心地を、ぜひこの機会にご体感ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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イズミファニチャー
tel : 0957-22-2851
住所:長崎県諫早市福田町24-5

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