飛騨高山の「いい家具」「愛着」を生み出す日進木工
「いい家具」を手に入れ永く使うことは、自然環境を守り地球に優しい活動であり、
暮らしとともに思いと味わいを育て、「愛着」という価値を手に入れることに繋がります。
2月企画の概要については以下のまとめから⬇︎
「いい家具」「愛着」を手に入れるためには、以上の「厳選した材料」「優れた技術」「修理可能」
「素晴らしいデザイン」が必要です。
その条件を満たす〜国産メーカーの技術が生み出す価値とデザイン〜として、
飛騨高山の日進木工「CHORUS(コーラス)」をご紹介いたします。
「CHORUS」シリーズについて
彫刻的な佇まい
「CHORUS」シリーズは、佇まい「彫刻的な佇まい」をコンセプトに生まれました。
室内空間はさまざまなもので構成されています。
家具、植物、食器、衣類……、これらを選び、まとめ上げているのは、そこで過ごす“人”。
豊かな空間へ一層の彩りを添えてくれるのは、棚や壁に飾られたアートではないでしょうか。
それは空間にとって大切なパートであり、疎かに出来ない要素でもあると思います。
CHORUSの優美な曲線を描く凛としたフォルム、優しい木の温もり、つくり手の思いが合わさり
まるで彫刻作品のような存在感は空間と呼応し、暮らしに豊かさを与えてくれます。
「美しい」家具のある日常は、豊かさにプラスして非凡さを与えてくれるものだと思います。
身体で感じる感覚
CHORUSの椅子の美しさが最も際立つのは、流麗かつ有機的なアームの形状です。
柔らかな膨らみを有す、しなやかなライン。
アングルによってその表情は変わり、視覚的な魅力はもちろん、
手や腕で触れることによって、その造形美を愛でることができます。
思わず触れたくなる、木の質感と柔らかな表情を存分にご体感頂きたいです。
腰掛ける際には、身体をしっかり受け止めながらも動作は妨げられることなく、何も感じない
ほどの快い違和感はこのうえない座り心地の良さの証です。
アームに指先を絡ませ、肘から先端までの感触を味わっていくうちに、身体に馴染んできます。
椅子は誰しもの生活の中にある日常的な存在だからこそ、慣れ親しむものがいいと思います。
機械と手仕事のバランス
日進木工の家具づくりは、機械加工と職人の手加工、
伝統的な工法のベストミックスによって行われています。
機械加工といっても木材の切削が主な内容。
たとえ同じ木から製材したパーツでもそれぞれに個性があるため、
どの工程においても熟練した技と知識が必要とされます。
CHORUSは日進木工の家具の中でも、職人の手仕事による工程が多いシリーズ。
例えば椅子のアームから後脚にかけてのラインひとつをとっても、
惜しみなく手間暇を注いでいます。
機械で荒加工をした後、サンドペーパーなどを使い、職人がすべて手作業で仕上げていく。
他にも、随所に用いられた高度な曲げ木技術、中央に膨らみをもつ4本の脚、
3次元曲面の背板、丁寧な磨きなど、こだわった点は枚挙にいとまがありません。
CHORUSは職人が培ってきた手の感覚を頼りに、生み出されているのです。