北欧の椅子
PP701 MINIMAL CHAIR Black leather seat 【PP Mobler】
Designer: Hans J. Wegner
「この椅子は長く座っていられる」のが1番の特徴だと思います。
とても細くシンプルに創られているのに、どんな姿勢にでも、どんな動きにもフィットする。
使えばそのことに気づきます。
食事でも、デスクワークでも、楽しい会話でも、時間を忘れるくらいの使用に適しています。
それほど良く考えられた椅子だと思います。
それを可能にしているのは、長く伸び肘を支えてくれる背もたれとラウンドして動きやすい革張りの座面です。
フレームはステンレススチールを使用して縮小され、回転椅子と同様に軽快な動きに適しています。
十字のデザインを持ち、薄く創られた背あたりはとても心地いい。
肘を預ける長さもバランス良く、身体しっかり支えるのに丁度いい。
しかも、細くて軽い。
軽さは椅子の重要な要素です。
重くて頑丈につくるのは難しくありません。
軽量かつ頑丈は、デザイン、素材、技術が合わさって初めて可能に出来ること。
デザイナーと製作者が、互いにギリギリの能力を出して生まれるのが、軽くて丈夫な椅子。
それが、名作椅子と呼ばれる所以だと思います。
ハンス・ウェグナーのミニマルチェア:家庭とデザインの融合
1965 年、デザイナーのハンス・J・ウェグナーはコペンハーゲン北のゲントフテに家を完成させ、そこで家族と 40 年間
暮らしました。
ウェグナー自身が、壁、すべてのキャビネット、窓、ドアの石の配置に至るまで、家の細部に至るまでデザインしました。
PP701ミニマルチェアは自邸のダイニングのためにデザインしたチェアです。
彼はこのチェアをダイニングエリアで使うことを好み、家族や友人が集まる場面での機能性と快適さを重視していました。
彼の家庭での使い方は、PP701がどのように日常的なシーンに適応するかを示す実例となっています。
ウェグナーの奥様は、夫がデザインした多くの椅子の中から特にこの椅子をお気に入りとして選びました。
それは彼女の日常生活に溶け込み、長時間座っても快適な椅子でした。
この椅子は、そのエレガントな曲線と心地よい座り心地で知られており、家族や来客にも好評でした。
【PP518 ブルホーンチェア】
PP701 ミニマルチェアは、pp518 ブルホーンチェアのミニマルバージョンとして、ダイニングルームにフィットするように特別にデザインされました。
印象的な背もたれ部分は、上下左右4つの無垢材から成り、その合わせ部分に別の木材が入り、中央部の十字型のジョインで合わさっています。
そのジョイント「契(ちぎり)」は、強度を高める役割だけでなくデザインのポイントにもなっており、ウェグナーの「隠せないものは敢えて美しく見せる」という信念がまさに表現されているチェアです。
ミニマル チェアは エレガントなダイニング ルームの椅子で、ほぼすべてのモダンなダイニング ルームのテーブルを引き立
てます。
大きくラウンドした背を持つこの椅子は丸テーブルとの相性が良い。
完璧にマッチするには、 通常 PP75 ステイド テーブルと組み合わせるのがおすすめです!
展示がございますので、ぜひ店頭でご覧ください!