皆さんはダイニングセットを買う際に、あらかじめテーブルとチェアのセットになっているものを買う方が多いのではないでしょうか?
店頭で見かけたオシャレなダイニングのセットをそのまま購入、ネットで見かけた気に入ったセットをそっくりそのまま同じものを揃える。セットで揃えると、まとまりのある印象になるだけでなく、コスト面でも安価に揃えられたり、探す手間を掛けずに済むというメリットがあります。
しかしインテリアとしては地味にみえてしまったり、味気がない感じに見えてしまうことも。。。
そこでお勧めしたいのがあえて統一しない、揃えないダイニング空間のつくりかたです。
今回ご紹介するのは、ダイニング空間にあえて“種類の異なるバラバラなチェア”を置くことによって一味違うおしゃれ空間を作る!といことをコンセプトに、種類が違うダイニングチェアを置くことの良いところ、悪いところ、注意すべきポイントなどをお話ししていきたいと思います。
バラバラのダイニングチェアのよいところ
最近では、カフェやインテリアショップなどで『あえて揃えない』ダイニングのセットを置いていたりします。
日本のメーカーではあまり見かけないかもしれませんが、海外のインテリアを用いた際などでは、よく見かけるスタイルとなってきました。色や形などでワンランク上のおしゃれ空間を演出でき、インテリアとして洗礼された印象さえ受けますよね。
あえて揃えないということは、一脚一脚を気に入ったデザインや座り心地などで選ぶことのできる楽しさもあります。
お気に入りの一脚を選び、それに合わせて他のチェアを合わせていくのもよし、家族それぞれがお気に入りの一脚を持ち寄り構成することも可能です。見た目のインパクトがあり、世界に一つだけのオンリーワンの空間づくりをすることができます。
好きなものと生活できる、そしてお気に入りの一脚を探して出会う楽しさもあるということですね。
しかし、種類がバラバラのダイニングチェアを置くことで、『統一感がなくなってしまって、整ってない印象を与えてしまうかもしれない』『不揃いだと部屋の雰囲気を壊してしまうのでは?』と考える方もいらっしゃると思います。
この悩みがバラバラにダイニングチェアを置く際の一番のよいところであり、難しいところです。
バラバラのダイニングチェアの悪いところ
バラバラのダイニングチェアの悪いところとしては、統一感を失ってしまうということ。
バラバラでないセットで置いてあるダイニングチェアと比べるとその違いは一目瞭然となってきます。
セットで置いてあるものインテリア初心者の人でも”おしゃれにまとめ上げることができる”ことができるので、家全体の雰囲気を損ないたくないと考えてる方には向いていないかもしれません。
そしてもう一点、集めるまでに時間がかかってしまうというところです。
お気に入りの椅子がたくさんある方は問題ないんですが、これから探しにいきたい!いろんなところを見て回りたい!と考えてる方には、少し大変かもしれません。
椅子は一度購入したら、すぐに壊れるものでも無ければ、消耗品でもないのでずっとつかうものです。
そうなるとたくさん種類を買うのではなく、一脚一脚気に入ったものをその都度探して回らなければならないという点が挙げられます。バラバラのダイニングチェアをこれから揃えよう!と考えている方は長い目でダイニング空間のデザインを行なっていく必要があるかもしれませんね。
バラバラチェアコーデに挑戦する際の注意点
注意するべき点として挙げられるのは、サイズを必ず確認するということ。
たとえお気に入りの一脚が見つかったとしても、それがお使いになってるダイニングテーブルと高さや幅があってないと、せっかく買ったのに置いて見たら何か違う。。。置けなくて別の部屋に置かないといけなくなってしまう。。という現象に陥ってしまうかもしれません。
バラバラだから自由に選べるというわけでもなく、ある程度のサイズや座り心地が気にして挙げた方が良いかもしれません。
バラバラチェアに挑戦する際のコツ
バラバラのチェアでのダイニング空間をデザインする際に注意するべきキーワードは、『調和』です。
インテリアのイメージを決める際に考えうる要素としては、『色』『形』『素材』『質感』の4つがあると言われています。
これらをキーワードに、実際の例を交えながらどう選んでいったら良いのか考えていきましょう。
色や質感をバラバラにする
インテリアをイメージする要素として4つ挙げましたが、その中でも一番大きな影響を与えるのが『色』だと言われています。
色にはそれぞれイメージや個性があると思います。
暖色系なら暖かなイメージ、寒冷色なら冷たいイメージ、黒ならシックなイメージなど、その他様々な組み合わせや使う色の配色によって、インテリアの雰囲気は変わっていきます。
特に、色の配分については、どの色をどのぐらい使うかなどによって、与える印象がかなり変わってきます。
インテリアの基本的な考え方として、使いたい色を『ベースカラー』『アソートカラー』『アクセントカラー』の3つに分け、その配色を『7』:『2.5』:『0.5』の割合にするともっともバランスのとれたコーディネートに仕上がると言われています。
何も考えずに好きな色のものを組み合わせてしますと、ごちゃごちゃした印象をあたえてしまったり、部屋の雰囲気を損なってしまうかもしれません。
それを踏まえて、この割合を踏まえて、チェアの色であったり、材質をかんがえていくとよりうまくいくかもしれません。
同じ色の椅子で揃えたり、同じ配色のアイテムを繰り返し使うことで置いてあげることで、全体的なバランスを保つことができます。
一箇所だけ色味の違うものを置くと周囲から浮いてしまうこともあるので、その点も考えてあげましょう。
形・素材をバラバラにする
例えば、曲線のラインが多く使われたチェアの横に直線を多く使ったゴツゴツとした形のチェアを置いたとしたら、チェアから受ける印象の違いから部屋がばらついてみえることになってしまいます。
人は形からイメージを受けることが多く、全く異なった形のチェアが並んだ際に、そこから受ける印象で違和感を覚えたりします、そこでベースの形を統一してあげて、そこから色を変えたり、素材の変化を加えたりして変化をつけるのも考える上での大切なポイントです。
全く同じ形である必要はないですが、椅子の形から受ける印象が似ていると部屋に統一感と個性が生まれます。
同じ種類の椅子でも材質変えたり別の色のものを並べたりすると、それがアクセントになってインテリアのバランスにメリハリをつけてくれます。
イズミファニチャーおすすめの一脚
FBDモブラーシリーズ
長年使い続けるうちに見せる表情は、決して「劣化」ではなく、時間をかけての「変化」であり、それは愛着へと変わって行く。 生地自体が年月の中で変化し、擦り切れたところからのぞく新しい色を楽しむことができるのです。 繊細に起毛された滑らかな肌触りのテキスタイルは、 日常の暮らしに寄り添うアイテムの張地として適しています。
J39チェア スカンジナビアリビング
デンマークを代表するデザイナー、ボーエ・モーエンセンが発表したデンマークの国民的チェアともいえる「J39チェア」。シェーカーチェアとも呼ばれ、背もたれの曲線とペーパーコードの座面が安定感のある座り心地を生み出しており、適正な価格で強度のあるチェアをというミッションの元作られたシンプルなダイニングチェアとなっております。
コーラス 日進木工
この独特なアーム部分が特徴で、デザインは木の温もりとシンプルなデザインが特長の北欧の代表する数々のチェアや、背板のフォルムは中国・明時代の伝統的なチェア「圏椅(クワン・イ)」からインスピレーションを感じて作られたそうです。
実際に座ってみると背中のフィット感や木の質感とやわらかさが感じられ、とても落ち着きます。
何処か懐かしさが感じられ、使えば使うほど愛着のわく一脚だと思います
SC3Kアームチェア 高山ウッドワークス
オーク材とウォールナット材のツートンカラーが特徴的な可愛らしい椅子で、ナチュラルテイストやウォールナットの落ち着いた部屋にも合わせやすいデザインとなっています。構造も素晴らしく、背もたれから伸びる肘置きはフラットで置きやすく、板座の座面はお尻に合うように削られているので、長く座っても疲れにくく座り心地抜群です。
まとめ
チェアを合わせる時、「色」や「形」など、どこか一つでも共通点を持たせることで、揃っていないはずのチェアーが調和して見えます。
是非今回の内容を参考にお気に入りの一脚を探し出して、自分だけにしか作れないダイニング空間を作りましょう!
\”違い”が魅力のヒケツ/