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長崎県諫早市にあるインテリアショップ「イズミファニチャー 」のスタッフ森田です。
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今回の記事は「ダイニングチェアをバラバラで楽しむ為の失敗しない方法」と題しまして、ちょっと挑戦的なダイニングルームのご紹介をさせて頂きます。
通常はお部屋の雰囲気やダイニングテーブルに合わせてコーディネートしますが、あえてダイニングチェアをバラバラにして統一感を無くし、お部屋にインパクトを与えておしゃれを楽しむほうほうです。お気に入りの椅子を好きなように置いて素敵な空間を作ってみませんか。
しかし、やり方は簡単ですが失敗したという方もいらっしゃいます。なので、今回はバラバラのダイニングチェアのおすすめと失敗しない方法をお伝えしていきます。ちょっとしたコツで簡単にできますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
バラバラのダイニングチェアとは
そもそもダイニングテーブルとダイニングチェアをセットでご購入したり、ダイニングテーブルに合わせて椅子だけ別のタイプにする事が通常ですが、今回ご紹介するバラバラ椅子は文字通り椅子自体を統一せずバラバラなものを組み合わせておしゃれにする事が目的です。見た目のインパクトがあり、個性を出せるのでオンリーワンの空間作りにもってこいのコーディネートとなります。
バラバラのメリット、デメリット
正直ダイニングチェアをバラバラにするには勇気がいるかもしれません。異なるテイストの椅子をバランス良く配置するのは難しいですし、イメージと現実との差異が生じるかもしれません。また、決して安価な物ではないので、失敗してしまった時のショックは大きいかもしれません。
なので、バラバラにするメリットとデメリットについてしっかりとお伝えしていきます。
バラバラにするメリット
メリットですが一番は「家族それぞれの好みの椅子に座れる」というのが最大のメリットだといえます。基本的に、家族でも服や食事の好みが違うように家具の好みも千差万別です。素材、座り心地、デザインなど様々あるバリエーションから家族で一種類の椅子に座るという事に縛られず、それぞれの個性を活かす事が出来ます。また、体調や気分によって座る椅子を選ぶという楽しみも有ります。
バラバラのデメリット
デメリットは何と言っても統一性の無さ。「好きな椅子」という点だけで購入してしまうとダイニングテーブルに収まらないサイズになる可能性があります。例えばテーブルにアームが当たってしまったり、横幅が広すぎて邪魔になる、前回でもお伝えした「差尺」が広すぎたり狭すぎたりで使い勝手が悪いなど、結果としてダイニングテーブルとして機能しなければただただ邪魔な存在となりかねません。。また、家族の趣味を受け入れられるかも問題の一つだと思います。木製椅子の中に一脚だけプラスチック製の椅子があっても違和感を感じなくて済むかなどですね。
おすすめコーディネート
では、ここからはデメリットにも負けないバラバラ椅子のおすすめコーディネートをご紹介していきます。
色だけバラバラ
STEP1は「色だけバラバラ」です。これは比較的に簡単に使えて、ワンポイントアクセントになる方法です。同じ型の椅子で座貼(座面)だけ色を変えるやり方です。
椅子の形が同じなので違和感が少なく部屋のアクセントになります。ここでおすすめとして、もし同じ空間にカーテンやソファなどが配置してあり、それが別々の色でコーディネートしてあるなら椅子の色もそれぞれに合わせると繋がりが出来て、面白い空間が出来ると思います。それ以外でもラグや観賞用の植物など、椅子とどこかの色を繋げると空間に統一感が出来、アクセントになります。
形だけバラバラ
STEP2は「形だけバラバラ」です。これは椅子の色は統一して椅子の形状をバラバラにする方法です。これも色だけと同じく部屋の空間にワンポイントアクセントを出しつつ統一感を出す方法です。おすすめポイントとしては、「2-1.バラバラにするメリット」でも記述させて頂いたように気分によって座る椅子を変えて楽しむ事が出来、椅子の配置によってその都度部屋の雰囲気を変える事が出来ます。また、素材だけ同じ系統に合わせればダイニング全体に統一感が生まれてコーディネートしやすくなります。
全てバラバラ
STEP3は「全てバラバラ」です。言わずもがな、色・形・素材など何も気に留めずお好きな椅子を好き勝手に配置する方法?です。部屋の空間にインパクトを作りつつ、あなただけのオリジナルの空間を楽しむ事が出来ます。
注意点としては、出来るだけ部屋の「テーマ」を決めて置いていった方がイイと思います。例えば、色を控えめな色合いに選んで部屋全体にまとまり感を出すとか、お部屋の空間が「モダンテイスト」(余計な飾りづけのない、シンプルなインテリアの事です。白黒を配色したシンプルな感じなので都会的な雰囲気)や「北欧モダン」(シンプルで機能的なデザインで、自然素材を使ったりと温もりが感じられる雰囲気)などで作られているのであれば、それに付随したタイプの椅子を選べばバラバラであっても統一感を出す事が出来ます。
バラバラにおすすめな椅子
最後に個人的にバラバラにおすすめな椅子をいくつかご紹介致します。
CH-24Yチェア
前回の私の記事でもご紹介しました最も有名な椅子、CH24Yチェア。ペーパーコードを使った名作ですが、今回のテーマにおすすめポイントとしては、カラーのバリエーションの豊富さです。座面のペーパーコードの色をナチュラルや黒と選んだり、フレームの色も何種類もあるのでバラバラコーディーネートに持ってこいの一品です。
特に世界でも大人気のYチェアは北欧テイストで家具やインテリアをコーティネイトしたい方へオススメです。
WOC-131、132/NFC780
日進木工のWOC-131、132とNFC780。どちらもアームが特徴的でWOC-131、132は流線的でまるで料理の際に使う木ヘラのような形で、FC780は無垢の座板が体にフィットするラインに曲木を用いて肘を鋭角にする事でシャープな印象を与える椅子です。どちらも軽くバラバラでなくてもおすすめ出来るダイニングチェアです。
また、カバーリング使用の為、座面だけファブリックを変えるだけでもバラバラの雰囲気を出せるのでオススメです。
シェルサイドチェア
こちらも前回同様ご紹介させて頂いた「イームズシェルサイドチェア」です。脚部のスチールと背もたれが特徴的な一品で、モダンな雰囲気を出すのにおすすめです。木製家具との調和も取りやすいので、写真のようにベンチと組み合わせるのもイイかもしれませんね。
シビルチェア
柏木工の名作「シビルチェア」。背もたれから足先まで一本で通した丸脚は、シンプルでありながら高度な匠の技術が使われています。和と洋が組み合わさった現代の生活空間に合うようなデザインとなっています。特に、ウォールナットとオークの2色使いが特徴的で、様々な部屋の雰囲気に合わせやすい椅子となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「バラバラ椅子で楽しむダイニング、失敗しない方法」という事でお送り致しました。なかなか挑戦的ですが、個性を出すにはおすすめの方法です。また、大好きな椅子を見つけたが揃えるには価格が…などの問題に直面した時にも対応可能な方法だと思います。お気に入りの椅子を選択して、あなただけのオリジナルの空間を作ってみて下さい。少しの変化で暮らしが変わるかもしれませんよ。
\”違い”が魅力のヒケツ/