〜飛騨家具特集〜 HIDA COLLECTIONS
イズミファニチャーでは、のこる・のこせる100年家具 心技の結晶
「飛騨家具」を一堂に集め、2/29(月)までの期間中はテーブルやチェア、
ソファなどを実際に見て触れて座ることができます。
「飛騨家具」を一堂に集め、2/29(月)までの期間中はテーブルやチェア、
ソファなどを実際に見て触れて座ることができます。
そこで、なぜ今飛騨の家具が選ばれているのか?
他の産地の家具とはどのように違うのか?
その理由をいくつか探ってみたいと思います。
1 品質にこだわり、生涯を共にする家具であること。
飛騨の家具は一本の木を製材するところから、完成して梱包するところまで、一貫して職人が行っています。
組立てに至っては、木と木を釘の一本も使わず「ほぞ組」や「契り」などの技法を用いて組み上げていきます。
まさに木を知り尽くした熟練の職人の技と勘が必要とされる作業です。
デザインも無駄な装飾は省き、時代の流行に左右されない普遍的なデザインのものばかり。
日本の住まいに合うようなシンプルなデザインでありながら、木の特性を活かして、使い心地の良さを実現しています。
10年20年30年と変わらないデザインだからこそ、いつでも追加で買い足したり、リペアができたり、安心してお気に入りの家具を使い続ける事ができるのです。
家具を選ぶ基準として、”リペアができる”というのはとても重要なことです。
古くなって壊てしまったらもうおしまいでは、もったいないですよね。
風合いも増した愛着ある家具が使えなくなるのは、実に寂しいものです。
長年使って壊れたから買い替える、ではなくて、例えば30年間使った後もさらに30年間使えるようにリペアをする。そして次世代にも受け継いでゆく。これが飛騨家具の良さのひとつです。
愛着のある家具をずっとずっと使い続けれるように、木にも人にも優しい配慮がなされています。
2 受け継がれる伝統を守りつつ、常に新しいことに試みていること。
もともと飛騨高山の地方には、「飛騨の匠」が顕在していました。現存する史料によると、1300年前には存在したと言われ、日本書紀や今昔物語にも登場します。
都で宮大工として腕を磨き、シンプルで堅牢、かつ素材の魅力を活かした美しい建造物を生み出しました。
そして1920年(大正9年)、二人の旅人が飛騨高山の町に訪れ、西洋の曲げ木の技術を伝えたました。
その事がきっかけに、この地に流れる「飛騨の匠」の技術と豊かな森林資源、それに西洋からの「曲げ木の技術」が相まって、飛騨の有志たちによる「飛騨の家具」が誕生したのです。
それから90年余り、経験と実績を重ね、日本を代表する家具の産地となり、現在もなお、曲げ木の技術の向上や、今まで使われてこなかった材料の活用など新しい試みも意欲的に行っています。
3 座り心地、手触りなど機能性をとことん追求しています。
家具は日常的に使うものなので、見た目だけではなく、使い心地がどれだけ良いかが重要となります。
例えば、上のダイニングチェアの写真。座面も全て木で出来ていますが、表面が波打っています。
これは、”座ぐり加工”という技法で、お尻にぴったりとフィットするように削られています。さらに、膝の裏が触れる部分もなめらかになっており、血行が悪くならないような心遣いがなされています。
丹念に磨かれ、フィットする形にすることで、長時間座っても疲れにくくなっています。
またこの板座の良いところは、汚れに強く、拭き掃除も楽々なので、手入れが簡単です。
食事の時には、食べ物飲み物がどうしてもこぼれてしまうことがあります。その時でもサッと拭いてしまえばそれで終わりです。
なので、お子様がいるお宅にはとてもおすすめです。
板座の場合は、布や革張りのもの違って、生地が破れたり、クッションがヘタってしまったりということがないので、後々の心配もありません。
メンテナンスがいらず、座り心地がずっと変わらないところが良いですね。
個人的には、日本人の遺伝子に根付く、木や自然とともに暮らすといった精神が、おのずと飛騨の家具を選ぶのではないかとも思っています。
大量生産・大量消費ではなく、”良い物を大切に使う”ことで、資源を豊かにし、人の心も豊かにし、なおかつ日本の文化や伝統・技術の継承にもつながるのではないでしょうか。<
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飛騨家具が選ばれる理由はまだまだあると思いますが、今度は皆さんが実際に見て、触れて、座って、探してみてください!
『HIDA COLLECTIONS』は、2/29(月)まで開催しています!
イズミファニチャー 眞名井