日本でも北欧家具といえば、
必ず挙がるYチェア 。
日本でもインテリア好きには抜群の人気を誇る名作椅子です。
今週はYチェア の魅力をご紹介します。
1950年に発売されてから50万脚以上売れた
北欧の家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーの作品の中でも
最大のベストセラーです。
機械生産を前提として作られたこの椅子は、
アームと背もたれを兼ねるパーツには曲げ木、
特徴的なY字型のパーツは成型合板、
他のパーツは無垢材の削り出しと
適材適所で三種類の加工法を駆使した仕様。
手作業なのは全体の組み立てと
座面のペーパーコードの編み込みのみと
効率を重視したスマートなデザインなんです。
ペーパーコードの編み込みが手作業なのは
革や生地に比べて職人の工賃が安かった発売当時の
時代の空気の名残なんだとか。
椅子の作りを聞いただけでワクワクしますが、
勿論、座り心地も心地よく実用性にも優れています。
中国明時代の椅子をルーツにデザインされた
不思議と手工業を思わせる柔らかく温かい佇まいは
様々なインテリアに馴染み、
シンプルかつ華やかに空間を演出してくれます。
発表以来、世界中で愛されている商品です。