【9月企画】北欧に学ぶ丁寧な暮らし(9/2 Sat.〜9/29 Fri.)

物に愛着を持ち大切に使う事

「丁寧な暮らし」とはどのような暮らし方なのでしょうか。
今我々の生活・暮らし方は丁寧な暮らしと言えるのでしょうか。

何となくわかっているような、そうでもないような。
改めて尋ねられるとすぐには答えられないような問いですね。

仕事などで毎日を忙しなく生きていると、普段の暮らしに”ゆとり”をなかなか見つけられない、
そのような人が日本には多くいます。

少し前までは安価なものを大量生産・大量消費する時代でした。
まさに今の我々の暮らし方のようですね。
しかし、「SDGs」やサスティナブルな環境づくりを世界が推進するようになり、
家具業界も長く使えるものを、使う人の分だけ作るという考えに徐々に変わってきています。

「丁寧な暮らし」とは、日々の何気ない暮らしに手間と時間をかけて、自分なりの心地よさを見つけていく暮らし方だと考えています。
この暮らし方を昔から送ってきたのが「北欧」の人たちなのです。

今月の企画では、インテリアショップの観点から、どのように北欧の「丁寧な暮らし」を学び、取り入れることができるのかに焦点を当てて皆様にお伝えします。

北欧の暮らし方・家具への考え方

北欧の人々は、自然と触れ合いながら暮らすことを好みます。そのため、家具にも自然の素材やデザインを多く取り入れ、居住空間に自然の温かさや癒しをもたらしています。

また、北欧の人々は、家族や友人との時間を大切にします。そのため、家具は、家族や友人が集まってくつろげるような、居心地の良い空間づくりに役立っています。

このような暮らし方を送るようになった歴史背景としては、工業化の遅れが挙げられます。
世界が一斉に工業化が進んだ中で、北欧では家具や日用品などが人の手作業による難しい工程で行われ続けました。
物が少なく、コストもかかるため簡単に物を買い替えられない、という環境下に長年置かれていました。
そのため、北欧の人々は、家具を長く大切に使い続けることに慣れています。
長く使うために、自然素材のものを多く使い、傷んでもリペアが出来るように作られています。

また、北欧の人々は、デザインや機能性に優れた家具を好む傾向があります。これは、工業化の遅れから、自分たちの生活を豊かにするために、家具のデザインや機能性へのこだわりが生まれたからと考えられます。

北欧と日本の家具への関わり方の共通点

北欧と日本の家具の関わり方には、いくつかの共通点があります。

まず、自然素材を大切にするという点が挙げられます。北欧は森林資源が豊富であり、日本も木造建築が盛んな国です。そのため、両国では家具に木材などの自然素材を多く使用しています。木材は、温かみのある質感と、調湿効果に優れているため、居住空間に自然の温かさをもたらします。

また、シンプルで機能的なデザインを好むという点も共通しています。北欧と日本は、どちらも実用的な価値観を重視する文化です。そのため、家具のデザインも、シンプルで機能的なデザインが好まれています。また、両国とも、伝統的な家具のデザインを現代的にアレンジした家具が多く見られます。

さらに、家具を長く大切に使うという点も共通しています。北欧と日本は、どちらも豊かな自然に恵まれた国であり、長い歴史を有しています。そのため、家具も長く大切に使い続けることに慣れています。

このように、北欧と日本の家具の関わり方には、自然素材を大切にする、シンプルで機能的なデザインを好む、家具を長く大切に使うという共通点があります。
これらの共通点から見て、日本と北欧は多くの価値観やライフスタイルの面で交差してることがわかります。

インテリアでも「北欧風」と謳われて作られたデザインのものが多く世の中に出回っています。
しかしそれはあくまでもデザインだけの話です。一つの家具がどのような素材でできているのか、持続可能性があるのかどうか、そこに意識をすることで、より北欧の人々の暮らし方・家具への関わり方を理解することができます。

インテリアにおける「丁寧な暮らし」を形作る原則

北欧家具は多角的な要素から「丁寧な暮らし」を支えています。
家具を購入する際、以下の要素が含まれるものが質の良い・愛着の持てる家具となりうる事でしょう。

1.持続可能性

北欧では環境に優しい生活が重視されています。家具や生活用品も、持続可能な素材が使われたり、環境負荷の少ない方法で生産されたりします。

2.美学

シンプルでありながら、美しさが求められます。色使い、フォルム・素材感など高度に調和している必要があります。

3.機能性

美しさだけでなく、実用性も非常に重要です。家具や生活用品は長持ちするよう設計され、多機能性が求められます。

4.社会性

家や場所はコミュニティを形成する場所としても重要視されます。家具配置やスペース作りも、人々が集まりやすいように工夫されます。

5.自然への接続

北欧の人々は自然とのつながりを大切にしており、それがインテリアにも反映されています。

丁寧な暮らしを形作る家具や小物たち

北欧の人々のライフスタイルや日本との共通点、北欧家具における丁寧な暮らしを送るための原則などをお伝えしてきました。
次に、実際の北欧家具や小物について見ていき、より詳しく学んでいきましょう。

1.CH24(通称:Yチェア)

Yチェアは、デンマークデザインを代表する家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーによって1949年にデザインされました。Yチェアの魅力は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  • シンプルで洗練されたデザイン

Yチェアのデザインは、シンプルで洗練されています。背もたれは、Y字型になっており、背骨に沿うようにカーブしています。また、座面は、ペーパーコードで編まれており、柔らかく、心地よい座り心地を実現しています。
このシンプルで洗練されたデザインは、どんな空間にも馴染み、モダンな雰囲気を演出します。

  • 優れた座り心地

Yチェアの座り心地は、非常に優れています。背もたれのY字型の形状と、ペーパーコードの柔らかな座面が、体にしっかりとフィットし、長時間座っていても疲れにくいです。
また、背もたれは、背骨に沿うようにカーブしており、正しい姿勢を保つのに役立ちます。

  • 丈夫で長持ちする

Yチェアは、丈夫で長持ちします。曲木の技術を用いて製造されており、強度と耐久性に優れています。
汚れたり傷ついたりしてもメンテナンスができ、座面のペーパーコードは、定期的に張り替えることで、長く使用することができます。

このように、CH24チェアは、シンプルで洗練されたデザインと、優れた座り心地、丈夫で長持ちするといった魅力を兼ね備えた、ウェグナーの代表作であり、北欧デザインの象徴とも言える名作椅子です。

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2.カラヴァッジオ ペンダントライト

カラヴァッジオは、デンマークのデザイナー、セシリエ・マンツによってデザインされました。
カラヴァッジオの魅力は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  • 流れるような美しいシルエット

カラヴァッジォは、シンプルで流れるようなラインを持つデザインです。
シェードの形状は、円形で、表面はハイグロスラッカー仕上げと、カラヴァッジオの美しいデザインを際立たせる、マット仕上げの2種類。また、手吹きの3層オパールガラスは、拡散光のアンビエントライトで周囲の雰囲気をつくりだします。

  • 優れた光の演出力

シェードとコードは分離した構造になっており、シェードのてっぺんから計算された光量を逃がし、天井を照らす機能性も兼ね備えています。

カラヴァッジォの光は、スポットライトのような強い光と、暗闇のような弱い光が対比されています。この対比は、強い緊張感とドラマチックな雰囲気を演出します。

また、カラヴァッジォの光は、被写体の形や質感を強調します。そのため、被写体が生き生きと浮かび上がり、より魅力的に見えるという効果があります。

  • 豊富なバリエーション

カラヴァッジォは、サイズやカラー、素材など、豊富なバリエーションがあります。そのため、さまざまなシーンや好みに合わせて、最適な1台を選ぶことができます。

3.ストリングシェルフ

ストリングシェルフは、シンプルで洗練されたデザインと、豊富なバリエーション、自由なカスタマイズ性を兼ね備えた、機能的な壁掛け収納です。1949年に、スウェーデンのデザイナー、ニルス・ストリングによってデザインされました。

ストリングシェルフの魅力は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  • 日本の収納家具にはない魅せるデザイン

ストリングシェルフは、シンプルで洗練されたデザインが魅力の壁面収納システムです。フレームは、アルミニウム製で、棚板は、木製やガラス製など、さまざまな素材から選ぶことができます。このシンプルなデザインは、どんなインテリアにも馴染み、空間をより洗練された印象に仕上げてくれます。

また、ストリングシェルフは、棚板の位置やサイズを自由にカスタマイズすることができます。そのため、収納したいものに合わせて、最適な収納システムを構築することができます。

  • 高い機能性

ストリングシェルフは、高い機能性も魅力です。棚板の耐荷重は、最大で30kgです。そのため、重たいものも収納することができます。また、棚板は、取り外してお掃除ができるため、お手入れも簡単です。

  • 長く使える耐久性

ストリングシェルフは、アルミニウム製のフレームと、木製やガラス製の棚板で構成されています。この素材は、いずれも耐久性に優れているため、長く使うことができます。

4.ダック&ダックリング

ダック&ダックリングは、愛らしいフォルムで人々の心を癒し、長く愛されてきた木製オブジェです。
ダックは、1950年に、デンマークのデザイナー、ハンス・ボーリンによってデザインされました。

ダック&ダックリングの魅力は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

  • シンプルで愛らしいデザイン

ダック&ダックリングは、シンプルで愛らしいデザインが魅力の木製オブジェです。アヒルの親子2匹をモチーフにした、ユニークな形状が特徴です。
木製の温もりと、愛くるしい表情が、見ているだけで心が和むデザインとなっています。

  • 卓越した職人技

ダック&ダックリングは、卓越した職人技によって、丁寧に作られています。木材は、高品質なチーク材を使用しており、滑らかな曲線を描くフォルムが美しく仕上がっています。
親子2匹とも首を動かすことができ、さまざまな表情を楽しむことができます。

  • 長く受け継がれる価値

ダック&ダックリングは、長く受け継がれる価値も魅力です。シンプルで愛らしいデザインは、時代を超えて愛され続けるでしょう。
チーク材は、経年変化によって、より深みのある色合いに変化していくため、長く使っていても飽きることがありません。

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イズミファニチャー
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住所:長崎県諫早市福田町24-5

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